七ツ釜鍾乳洞群の中心をなす清水洞は、比較的緩やかな傾斜で見学しやすく、250メートル地点まで通路・照明設備等整備され、見学コースとして公開しています。
鍾乳洞観光 見どころ紹介
安堵の瀬(30メートル地点)
新世界(55メートル地点)
長径20メートル・短径8メートル・高さ10メートル、観光洞の中で一番大きな広間になっています。
ここは大きな亀裂が交差する場所で、岩石の溶食や崩壊作用で形成されました。
清水の滝(55メートル地点)
水勢空洞にこだまし暗黒静寂を揺るがす。
清水の滝は落差6㍍で、洞内5ヶ所ある滝の中でも、最も大きい。
他には、金明の滝・霊泉の滝・奥の滝・空滝などがある。
親子地蔵(100メートル地点)
父子地蔵尊相並べるが如し。頭の丸い双頭の石筍でこの付近の妙奇・奇岩は見逃すべからず。
大石柱(190メートル地点)
(高さ4メートル・長径60センチ)
大石柱はツララ状に下がる鍾乳石と、タケノコ状に伸びる石筍が結合して一本の柱になったものです。
本洞内では一番大きな石柱です。
金明の滝(250メートル地点)
粘土の峠の奥。支洞に属する黄金色の滝状鍾乳石や小池(リムストーン)、
皿数枚を造って清水をたたえ、本洞・支洞でただ一カ所のリムストーン。
本洞見所の一つに挙げられる名勝である。
岩石・化石資料館 紹介
資料館の内部
館内には七ツ釜周辺の化石や岩石、他の鍾乳洞の化石などを展示しています。
この他、鍾乳洞内で見られる生物のパネル展示もおこなっています。
化石・鍾乳石
この化石は、七ツ釜鍾乳洞の母岩となる、石灰藻球石灰岩。
3000万年前(新生代古第三紀)の海底に繁殖した藻類の化石です。